July,1998

Ch.Palmer '78
(France-Bordeaux)
シャトー・パルメ

Ch.Haut-Bages Averous '93
(France-Bordeaux)
シャトー・オー・バージュ・アヴルー

Ch.Le Gay '93
(France-Bordeaux)
シャトー・ル・ゲイ

Julienas '94
(France-Bourgogne)
ジュリエナ

Bourgogne Aligote de Bouzeron '96
(France-Bourgogne)
ブルゴーニュ・アリゴテ・ド・ブーズロン

Recioto della Valpolicella Amarone '75
(Italy-Veneto)
レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・アマローネ

Collio Sauvignon Blanc '96
(Italy-Friuli Venezia Giulia)
コッリオ・ソーヴィニヨン・ブラン

Cloudy Bay Chardonnay '95
(New Zealand-Marlbolo)
クラウディー・ベイ・シャルドネ

Shadow Creek Blanc de Noirs
(America-California)
シャドー・クリーク・ブラン・ド・ノワール



France-Bordeaux

Ch.Palmer
シャトー・パルメ
マルゴー 赤 (CS55,M45)
('78 \19,500)

このワインは今月のお題目で詳しく特集しています。
こちらへどうぞ。

CURRENT TOPICS July 1998


Ch.Haut-Bages Averous
シャトー・オー・バージュ・アヴルー
ポイヤック 赤 (CS75,M15,CF10)
('93 \5,500)

 このホームページを作るきっかけにもなったスーパー5級、シャトー・ランシュ・バージュが、76年から造りはじめたセカンド・ラベル。
 このセカンドは、もともと独立したぶどう園をランシュ・バージュが買取り、この畑のブドウと、ランシュ・バージュの若い樹からのブドウをブレンドしたものだそうです。
 やはりセカンドと言えども、きっちりと、どっしりとしたポイヤックらしいワインです。色もかなり濃い赤紫。セカンドだからって、これ位のヴィンテージでも飲んでしまう人が多いと思いますが、ちょっともったいないと感じるのが正直な所です。





Ch.Le Gay
シャトー・ル・ゲイ
ポムロール 赤 (M50,CF50)
('93 \5,500)

 メルロー、カベルネ・フラン半々のポムロール産。所有者は、この地区の名シャトー、ラフルールと同じ。
 ポムロールのワインは、芳醇とか優雅とかよく形容されるし、長期熟成に耐えるという事だけど、若いヴィンテージでも気持ちよく飲めるワインだと思っています。
 メドックのいいワインは、若いとやはり堅く感じるし、悪く言えば青臭いイメージですが、ポムロールのワインって、若いうちでも、ボリュームには欠ける気がしますが、それなりの丸みとコクはあるように思います。
 上記のオー・バージュ・アヴルーと同じ価格で、同じヴィンテージ。今飲むなら、私はル・ゲイの方が好みです。




France-Bourgogne


Julienas
ジュリエナ
ジュリエナ(ボージョレ) 赤 (Ga,Ch,Al)
('95 \3,200)

 ボージョレって馬鹿にしてはいけません。ボージョレ地区北部に位置する10あるクリュ銘柄の一つが、このジュリエナ。
 日当りのいい斜面に位置する畑からできるこのワイン、酸味がありながら、かなり厚いボディです。色もルビー色というより、紫に近い。またまた、この地区を見直すワインです。
(ミッシェル・ジャイヤール)



Bourgogne Aligote de Bouzeron
ブルゴーニュ・アリゴテ・ド・ブーズロン
アリゴテ・ブーズロン 白 (Al100%)
('96 \2,000)

 酸味が特徴のアリゴテ種からつくられるのが、ブルゴーニュ・アリゴテ。その中でも、コート・シャロネーズはリュリーの北にあるブーズロン地域でつくられるこのワインは、単独のアペラシオン”アリゴテ・ブーズロン”を与えられています。
 色を見たら、普通のアリゴテとは、はっきり違うほど黄緑がかっています。やや強めの酸味の中にも、果実味のある素晴らしい白。これもまた、アリゴテのイメージを変えてくれます。
 ちなみに、このドメーヌ・ド・ヴィレーヌは、ロマネ・コンティ社のオーナー、ヴィレーヌ家の所有。旨いはずだ。
(ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ)



Italy-Veneto



Recioto della Valpolicella Amarone 
レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・アマローネ

ヴァルポリチェッラ地区 赤 (コルヴィーナ他)
('75 \12,800)

 フラテッリ・パスクア社の93年も素晴らしかったアマローネ。(イタリアのページで紹介しています)イタリアのページへ

 これは、1857年創業の名門、ベルターニ社、そして75年物です。ここのブドウは、9月に収穫、入念に選別されたうえ、シャトーの屋根裏部屋で翌年2月まで乾燥されます。甘くかぐわしい香り、芳醇な味わいは、やはりこのワインならでは。そして、前回飲んだアマローネとの違いは.....より優雅に、より気高く、大好きなワインです。
(ベルターニ社)



Italy-Friuli Venezia Giulia

Collio Sauvignon Blanc
コッリオ・ソーヴィニヨン・ブラン
コッリオ 白 (ソーヴィニヨン・ブラン100%)
('96 \2,500)

 フリウーリ・ヴェネチィア・ジューリア州。長い名前だなあ。イタリア北東部、スロヴェニア国境に接する州です。
 この地域で産出される代表的なブドウ品種は、先月紹介したピノ・グリージョなのですが、今回頂いたのはソーヴィニヨン・ブラン。
 これ、美味しかったですよ。バランスがいいのかな。へたなボルドーの白より、いいのでは?このワイン、ラベルも奇麗でした。
(リヴィオ・フェルーガ)




New Zealand-Marlbolo


今月の一推し

Cloudy Bay Chardonnay
クラウディー・ベイ・シャルドネ
マルボロ 白 (シャルドネ100%)
('95 \3,000)

 今までのオーストラリアやニュージーランドのイメージと言えば”まあ、こんなもんだろうな”。
 すみません、認識不足でした。いいワインあるんです。このクラウディー・ベイ、本当に驚かされました。フレンチ・オークで熟成されるらしく、グラスに注がれた瞬間から、フルーツのような香り、バニラ香も。味わいも素晴らしく、酸味がありながら凄いボリューム感が全体を支配する。ふくらみという表現が似合う。
 後でゆっくり考えてみたのですが、シャルドネという品種、ブルゴーニュの白のいい所を強調したワインだなって思いました。これは、お薦め。
 ここの会社は、オーストラリアのケープ・マンテルの子会社、ケープ・マンテルは、大好きなシャンパン、ヴーヴ・クリコの傘下。つまり、あのルイ・ヴィトン・グループです。
(アマローネも素晴らしかったのですが、あまりにビックリしたので、こちらが一推しになってしまいました。)
(クラウディー・ベイ・ヴィンヤーズ)




America-California

Shadow Creek Blanc de Noirs
シャドー・クリーク・ブラン・ド・ノワール
カリフォルニア スパークリング (\2,700)

 シャンパーニュで最も有名なモエ・エ・シャンドン社が、アメリカで造るスパークリング・ワイン。
 ピノ・ノワールでつくられるこのワインは、淡いピンク色。一瞬、”あれ、これロゼかな”って思います。やや酸が強めですが、お値段も手頃だし、ロマンティックな色調も雰囲気。これからの季節、こんなスパークリングがいいですね。
(ドメーヌ・シャンドン)



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