June,1998

Ch.Pontac Lynch '94
(France-Bordeaux)
シャトー・ポンタック・ランシュ

Ch.Herve-Laroque '93
(France-Bordeaux)
シャトー・エルベ・ラロック

Ch.Peychaud Maisonneuve '95
(France-Bordeaux)
シャトー・ペイショ・メゾンヌーヴ

Savigny-Les-Beaune Les Jarrons '94
(France-Bourgogne)
サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・ジャロン

Chianti '95
(Italy-Toscana)
キアンティ

Campaccio '91
(Italy-Toscana)
カンパチョ

Monte Antico '94
(Italy-Toscana)
モンテ・アンティコ

Dry Creek Zinfandel '95
(America-California)
ドライ・クリーク・ジンファンデル

またまた今月も赤ワインばかりになってしまいました。

France-Bordeaux


Ch.Pontac Lynch
シャトー・ポンタック・ランシュ
マルゴー 赤 (CS,M,CF)
('94 \3,000位)
 ”最近、マルゴーって飲まないでしょう”って言われてこれが出てきた瞬間、”パルメ!”って叫んでしまいました。そう、あのスーパーセカンド、シャトー・パルメにそっくりです。
 味は、マルゴーらしく上品なイメージ。可もなく、不可もなくってとこでしょうか。しかし、このワイン、一見高級そうに見えます。価格は、パルメの約5分の1。お中元、お歳暮にどうぞ。
 ブルジョワ級

今月の一推し

Ch.Herve-Laroque
シャトー・エルベ・ラロック
フロンサック 赤 (M,CS,Ma)
('93 \2,000)
 このワイン、今月の一推しです。グラスで置いてあったので飲んでみたのですが、あまりに美味しいので、みんなで一本開けてしまいました。
 後で知ったのですが、ボルドー、フロンサック地区のシャトー・ムーラン・オーラックのセカンドラベルだそうです。メルロー主体で、なめらかな口当たり、ほのかな甘さがあります。この価格で、この品質は素晴らしいの一言。おすすめ。




Ch.Peychaud Maisonneuve
シャトー・ペイショ・メゾンヌーヴ
コート・ド・ブール 赤
('95 \2,800)
 エスポワのフランス在住のインポーターが、ここのシャトーに行って、動かなかったというワイン。
 コート・ド・ブールって、あまり聞きなれないので、南仏のワインかなって思ったら、れっきとした、ボルドーのアペラシオンだったのですね。位置的に言うと、ジロンド河をはさんで、マルゴーの対岸にあたる地域です。
 かなり、しっかりした味で、典型的なボルドーというより、やはり南仏の重厚な赤に近い感じもしました。




France-Bourgogne

Savigny-Les-Beaune Les Jarrons
サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・ジャロン
サヴィニー・レ・ボーヌ 赤 (PN,Pb,PL)
('94 \5,000)
 ボーヌの赤というと、どちらかといえば、やさしく包んでくれるようなイメージがあるのですが、やはりブルゴーニュは奥が深い。サヴィニーの1級畑のこのワインは、力強く男性的。熟成感を味わうワインなんだなって思いました。
 ”どうして今開けたんだよ。もう少し待てば、もっと旨くなってやったのに”ってワインがしゃべってる気がしました。
(ドメーヌ・モーリス・エカール)





Italy-Toscana

Chianti
キアンティ
キアンティ地区 赤 (サンジョヴェーゼ)
('95 \1,950)
 このキアンティは、ジャケット買い、いやいやラベル買いです。とてもシンプルなラベルで一目で気に入ってしまいました。
 キアンティは、やはりイタリアワインの基本です。このラベルのようにシンプルな料理ほど、キアンティの旨さがよく分かります。
 ちなみに、ポジィオ・ロミータのキアンティ・クラシコは、同じラベルデザインで、色がグリーンになっています。
(ポジィオ・ロミータ)

Campaccio
カンパチョ
キアンティ地区 赤 (サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン)
('91 \3,800位)
 こういうワインって好きですね。フランスのAOCや、イタリアのDOCもちゃんと意味があるけど、美味しいワインを造るためには、どんなブドウを混ぜてもいいと思います。
 サンジョヴェーゼの気軽さと、カベルネの優雅さのいいとこどりしたワイン。それでいて、ちゃんとイタリアらしさが残っているのが嬉しい。このカンパチョには、レゼルバがあるらしいので、是非そっちも飲んでみたいです。
(テラビアンカ)




Monte Antico
モンテ・アンティコ

ミラノ近郊 赤 (サンジョヴェーゼ100%)
('94 \1,500)
 格は、キアンティの弟になるのでしょうが、味はお兄さん。柔らかな舌ざわりに、しっかりしたボディーのトスカーナ、テーブル・ワイン。
 色も鮮やかで、気軽な仲間どうしで飲みたくなります。これも、おすすめです。
(モンテ・アンティコ)


America-California

Dry Creek Zinfandel
ドライ・クリーク・ジンファンデル

カリフォルニア 赤 (ジンファンデル)
('95 \2,800)
 ジンファンデルの甘さって面白いですよね。カリフォルニアの強い日差しを浴びた元気いっぱいのぶどう。基本的に、甘すぎるものは好みではないのですが、これは、飲みなれると癖になりそうです(実際、そういう人も多いと思います)。
 ドライ・クリークの95年は、ちょうど25周年記念ラベル。(ラベルボタンをクリックして下さい。)昨夏ブルータス6月号で特集された中で「3000円以内のベスト赤ワイン」を選ぶで第2位に輝いたワインでした。
(ドライ・クリーク・ヴィンヤード)



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