March,1998

Ch.Sociando Mallet
(France-Bordeaux)
シャトー・ソシアンド・マレ

Cotes du Rhone-Village Rasteau
(France-Cotes du Rhone)
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ラストー

Vin de Pays de la Principaute d'Orange
(France-Cotes du Rhone)
ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・ラ・プランシポテ・ドランジュ

Ornellaia
(Italy-Toscana)
オルネライア

Gavi
(Italy-Piemonte)
ガーヴィ



France-Bordeaux

Ch.Sociando Mallet
シャトー・ソシアンド・マレ
オー・メドック 赤 (CS60,M30,CF10)
('89 \10,500)
 メドックのブルジョワ級ワインの中には、素晴らしい物がたくさんあります。中でも近年評判のいいのが、このソシアンド・マレ。評論家の中には、格付2級に評価している人もいるほど。価格もそれなりに高いのですが。
 このワイン、いつもの酒屋さんが、”今度、ソシアンド・マレの89年が入ってきます。”って言うもんだから、すぐに予約しました。そしたら、その2週間後にあったワイン会で、いきなり同じこのワインが登場(同じ酒屋さんで仕入れてるからしょうがないのですが)。購入前に味見をすることになりました。
 全体的な感想としては、メドックらしいしっかりしたボディーで、とてもエレガントな感じ。ただ、私の悪い癖で、先入観で、期待して飲むワインは、どうしても理想が高くなりすぎてがっかりする事が多いのです。それと、抜栓のタイミングが遅かったため、少し堅い感じがしました(サービスしてくれた人も後で反省してました)。一杯ちょっとしか飲めないので、そんなに置いておくこともできないしね。ただ、これ、絶対にいいワインだと思います。
 まあ、それにしてもこのワイン、写真のように大変きたない。本当に、泥だらけです。それが美味しそうにも思えますが。
 ということで、このワイン、もう一本今、保存中です。あと2年位して、飲もうと思ってます。ブルジョワ級。



France-Cotes du Rhone
Cotes du Rhone-Village Rasteau
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ラストー
コート・デュ・ローヌ 赤 (グルナッシュ、シラー)
('95 \3,500)
 ローヌ地方南部の16の村から産出されるワインは、”ヴィラージュ”を名乗る事ができます。このワインは、その一つ”ラストー”のもの。
 実は、このワイン、上記のワイン会の時、一緒に行く予定になっていた人が風邪でダウン。ドタキャンしてしまったので、お店の人へのお詫びのつもりで持って行ったものです。それを、ワイン会の最後で、番外の試飲をしました。
 今、ボルドーとかのしっかりしたワインを飲む機会が多いので、改めてこの辺りのワインを飲むと、新たな感動があります。ソシアンド・マレの後に飲んだのに、みんな美味しいって言ってくれました。
 (ドメーヌ・アンドレ・ロメロ)



今月の一推し

Vin de Pays de la Principaute d'Orange
ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・ラ・プランシポテ・ドランジュ
コート・デュ・ローヌ 赤 (カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、グルナッシュ他)
('96 \1,750)
 多分、このページで初めて紹介するヴァン・ド・ペイ(地酒)。Y酒店で薦められて、半信半疑で買ったのですが。
 これが大ヒット。飲んだ感じは、やはりローヌらしいさわやかな香りと口当たり。それが、意外とボディーはしっかりしてて底味があるんです。カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、グルナッシュという品種の組み合わせも凄いものがあります。ボトルの形は、コート・デュ・ローヌにしては珍しくボルドータイプの形をしています。
 どこにでもあるワインではないと思いますが、見かけたら是非試してみてください。
 (ドメーヌ・ダニエル・エ・デニ)




Italy-Toscana

Ornellaia
オルネライア

フィレンツェ近郊 赤(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー)
('94 \7,000)
 今、大人気のオルネライア。これも、ソライア、サッシカイアなどと同じく、ボルドータイプのスーパーVdT。
 サッシカイアよりは、ボディーは軽く感じましたが、よりやさしく包んでくれるエレガントな一本。女性などには、こちらの方がいいかもしれません。
 下記のガーヴィと共に、青山のエノテカ・リヴァ・デリ・エトゥルス(長い名前だなあ)で、頂きました。さすがに人気の店だけあって、いいワインを揃えてあります。あれもこれも飲みたくなります。VdT。
(オルネライア社)






Italy-Piemonte


Gavi  
ガーヴィ

ガーヴィ地区 白 (コルテーゼ)
('95 \4,400)
 ガーヴィというとやはり、すっきりした辛口というイメージで、どちらかというと早飲みタイプ。
 しかし、このガーヴィは違ってました。かなり樽熟成を経ているらしく、さわやかさを残しながらも、結構複雑な味でした。ちょっと、値が張るのですが、それだけの事はあります。
 ガーヴィの中でも最上級とされるカステッロ・ディ・タッサローロのもの。 DOC。
(カステッロ・ディ・タッサローロ)

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