December,1998 (2)

La Domoiselle de Sociando-Mallet '94
(France-Bordeaux)
ラ・ドモワゼル・ドゥ・ソシアンド・マレ

Ch.Guiteronde du Hayot '93
(France-Bordeaux)
シャトー・ギトロンド・デュ・アヨ

Ch. La Grave Trigant de Boisset '84
(France-Bordeaux)
シャトー・ラ・グラーヴ・トリガン・ド・ボワゼ

Richebourg (DRC) '92
(France-Bourgogne)
リシュブール(ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネ・コンティ)

Chambolle-Musigny Amoureuses '89
(France-Bourgogne)
シャンボール・ミュジニィ・アムルーズ

Primeur Vin de Pays de l'Aude '98
(France-Languedoc Roussillon)
プリムール・ヴァン・ド・ペイ・ド・オード

Santa Carolina Reserva de Familia Chardonnay '97
(Chile-Maipo Valley)
サンタ・カロリーナ・レゼルバ・デ・ファミリア・シャルドネ

Cremant de Bourgogne '92
(France-Bourgogne)
クレマン・ド・ブルゴーニュ



France-Bordeaux

今月の一推し

La Domoiselle de Sociando-Mallet
ラ・ドモワゼル・ドゥ・ソシアンド・マレ

オー・メドック 赤 (CS60,M30,CF10) 
('94 \2,880)

 このコーナーの3月に紹介したシャトー・ソシアンド・マレ。このワインは、そのセカンドです。
 ソシアンド・マレは、オー・メドックの中でも、サン・テステフ村の北隣になるサン・スーラン・ド・カドゥルヌ村にあるため、やはりサン・テステフに通じる土のニュアンスを持つ重量感あふれるワインです。
 さすがに、評価の高いシャトーのセカンド。この価格にして、たっぷりとした飲み口は、貫禄さえ感じさせます。見つけたら、即買いの1本。かわいいトンボのマークが目印です。



Ch.Guiteronde du Hayot
シャトー・ギトロンド・デュ・アヨ

バルサック 白 (Se80,SB20) 
('93 \4,200)

 貴腐ワイン(甘口白)で有名な、ソーテルヌ地区。これは、その中のバルサック村のワインです。ソーテルヌの格付けには入っていないものの、地元では評判のシャトー。このシャトーのオーナーのアヨ家は、格付け第2級のシャトー・ロメール・デュ・アヨも所有しています。
 甘口の貴腐ワインも本当に美味しい。フランス料理などの最後にこんなワインを飲みながら、会話が出来たら最高です。だた、今の御時勢、なかなかそういう時間とお金の使い方が出来ませんね。



Ch. La Grave Trigant de Boisset
シャトー・ラ・グラーヴ・トリガン・ド・ボワゼ

ポムロール 赤 (M85,CF15) 
('84 \3,480)

 そこは、ワインショップ・エノテカ。「何か面白いワインあります?」という問いに、「これオフ・ヴィンテージの84年なんですけど、丁度飲み頃でお買い得ですよ。」という答え。このワイン、あのJPムエックス社を指揮する、クリスチャン・ムエックスの個人所有畑のワインです。
 まさに飲み頃を迎えています。繊細で豊かな香りは、ちょっとスパイシーな感じもあり、幸せな気分。84年だからでしょうか、飲み口は、少し薄い気もしますが、逆に飲みやすいと考えれば、この価格は納得です。
 「オフ・ヴィンテージのワインも、もっと飲んでみる価値があるな」と教えられました。



France-Bourgogne


Richebourg (DRC)
リシュブール(ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネ・コンティ)

リシュブール 赤 (PN,Pb,PL)
('92 \25,000位)

 ロマネ・コンティ畑のすぐ北に隣接。果実味に富んだ極めて魅惑的なワインで、熟成するにつれて信じがたいような華やぎと官能的なまでの艶やかさを身につけていくと言われるワイン。ロマネ・コンティ社は、リシュブールの畑を8ha中、3.5haを所有、92年の生産量は12477本です。
 ようやく、DRCを頂く機会に恵まれました。ある先輩がオークションで入手したリシュブールです。忘年会の二次会で「酒屋にワイン預けてあるから、取ってきて。」と言われ取りに行ってみると、そこにあったのが、このリシュブール。思わずニヤリとしてしまいました。
 「百の花の香りを集めてきたような」と形容される香り。うまい表現をするものです。さすがにワインを飲み慣れない人も「いい香り」と納得。そして名前の通り、果実味に溢れるリッチな味わい。ただ、92年ながらまだまだ酸味が強く、私は1時間待って飲んでみたのですが、開ききらなかったように思います。もう一度飲んでみたい1本となりました。
 (ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネ・コンティ)グラン・クリュ


Chambolle-Musigny Amoureuses
シャンボール・ミュジニィ・アムルーズ

シャンボール・ミュジニィ 赤 (PN,Pb,PL)
('89 \12,600)

 シャンボール・ミュジニー村のプルミエ・クリュ、アムルーズ。その意味は「恋人たち」。今人気のコミック、ソムリエにも登場しました。
 このワインの詳細は今月のお題目「クリスマスワイン特集」でご覧下さい。
 詳細はこちらへ
(ドメーヌ・ロベール・グロフィエ)プルミエ・クリュ



France-Languedoc Roussillon



Primeur Vin de Pays de l'Aude
プリムール・ヴァン・ド・ペイ・ド・オード

ミネルヴォワ 赤 (シラー、グルナッシュ、メルロー他)
('98 \1,280)

 安ワインのイメージが強かった南フランス、ラングドック地方で、高品質ワイン造りに夢と信念をかけるジャン・ルイ・プドゥ氏。彼のドメーヌから98年の新酒が届きました。「プリムール」は、新酒の意味。
 ラベルには、プドゥ氏と奥さんのマリー・クロードさんのサイン入りで、「このワインは、私達の日本の友人のために、特別な友好をこれからも続けるため、深く考えて造り上げました。」と記されています。
 元気いっぱいの98年のブドウの味を堪能できます。
(ドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼ)



Chile-Maipo Valley

Santa Carolina Reserva de Familia Chardonnay
サンタ・カロリーナ・レゼルバ・デ・ファミリア・シャルドネ

マイポ・ヴァレー 白 (シャルドネ)
('97 \2,100)

 チリの大人気ワイン、サンタ・カロリーナ。今では輸入元のサントリーさんも、大々的に宣伝してますね。
 このレゼルバ・デ・ファミリアは、サンタ・カロリーナの最上級ワインで、樹齢80年から100年の樹から造られます。生産量も少ないため、今では品薄の事が多いようです。
 ある雑誌には、「樽香がやや強いが...」と書かれていましたが、そういう風には感じませんでした。多分、ぶどう自体の複雑なニュアンスの方が興味深かった事と、ボディーもしっかりしているんだけど、酸味がすべての調和をとっているようでした。
(サンタ・カロリーナ社)




France-Bourgogne


Cremant de Bourgogne
クレマン・ド・ブルゴーニュ

クレマン・ド・ブルゴーニュ クレマン (シャルドネ、ピノ・ノワール他)
('92 \1,400)

 ブルゴーニュ全域で生産される発泡酒がクレマン・ド・ブルゴーニュ。クレマンとは、瓶内気圧が3.6位と通常のシャンパン(5から6気圧)より低いシャンパンの事です。
 「シャンパンって酸がきつすぎて」という方にはぴったり。やや甘味もあるので、大人数の集まりの、ウエルカム・ドリンクに使ってはどうでしょう。タスト・ヴィナージュ付きで、この価格はお買い得です。
(ラ・メゾン・デュ・クレマン)



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