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Bordeaux-Medoc |
Saint-Estephe |
畑はラフィットを見下ろす丘に位置し第2級の中では最高の評価。”エストュルネル家の玉石の丘”という意味のこのシャトーは、東洋のパゴタ(神殿)をイメージしています。サンテステフでは、モンローズと並び、最も評価の高いシャトー。1996年は、過去最高値をつけ、特にメドックのカベルネ・ソーヴィニオンは素晴らしい品質とされるヴィンテージ。 |
このシャトーは、ポイヤックの名シャトー、ランシュ・バージュのジャン・ミッシェル・カーズが所有、管理し、その評価もブルジョワ級の中でもとくに高いサンテステフ村のワイン。1986年のボルドーは1996年と類似した年であり、力強く長熟なヴィンテージ。 |
Pauillac |
Ch. d'Armailhac ![]() シャトー・ダルマイヤック ポイヤック 赤 (CS50,M32,CF18) ('89 \8,500位) シャトー・ムートンの兄弟シャトー。故バロン・フィリップ男爵がこの畑を入手したのが1933年で、当時はムートン・ダルマイヤックと呼ばれていました。そして1956年にムートン・バロン・フィリップと改名、1975年にムートン・バロンヌ・フィリップ、1989年からダルマイヤックと改称されています。1989年は多大な収穫量だったにも関わらず、素晴らしい品質とされる年。 89年のダルマイヤック。ペッパーやハーブを含む複雑な香りはメドック格付けシャトーならでは。果実味に比べやや酸が勝ってきているミディアム・ボディのワインは、今飲んであげてよかったのかな? (メドック格付け第5級) |
Saint-Julien |
レオヴィル御三家(レオヴィル・ラス・カーズ、レオヴィル・バルトン、レオヴィル・ポワフェレ)。もともと他のレオヴィルと同じ所有者だったのが、分割されて現在の形に。近年は、あのミッシェル・ロランによる助言も受け、着実にメドックのトップ級へ。1982年には及ばないものの、良質で豊作だった1983年。今、飲み頃のワインも多いヴィンテージ。 |
1983年、サントリーがオーナーとなり、ボルドーの格付けシャトーの中で日本企業が初めて購入した例となったラグランジュ。もともとグリュオー・ラローズに隣接する畑は良い条件を持っていたと言われますが、経営陣の努力により、近年の評価はメキメキ上がっています。 |
ラベルに描かれた「帆を下げた帆船」。海軍提督でもあった公爵家がこのシャトーを所有していた時代、前を流れるジロンド河を行く帆船が、公爵に敬意を表して帆を下げたという逸話があるようです。当然シャトーはジロンド河に近く、サン・ジュリアン村の南端に位置します。1982年は誰もが認める世紀のヴィンテージ。 |
Margaux |
Ch. Marquis de Terme メドック格付けであり、80年代以降の評価は持ち直しつつありながら、未だ知名度の低いワインの一つ。実はこの78年、あのR.パーカー氏の評価では「50点」なんと最低点。どんな味わいなのか興味が湧きます。1978年は天候に恵まれなかったにも関わらず、初秋の好天に救われた「奇跡の年」。 |
Haut-Medoc |
メドック格付けシャトーは、オー・メドック(オー:高いの意味)と呼ばれる、メドック地区南部のやや高くなった所で造られます。オー・メドック内の6つの村名ワイン(サンテステフ、ポイヤック、サンジュリアン、マルゴー、ムーリス、リストラック)以外は、「オー・メドック」という地区名ワインとなります。 |
オー・メドック南部、マコー村の森の中にある、メドック格付け第5級。67haの畑から年間約4万ケースのワインを産出します。1980年にコーディア社を中心とするグループが買収し、ステンレスタンクの設置、醸造所、貯蔵庫を刷新したりと、その精力的な質の向上に対する努力の結果、現在では第5級という格付け以上に評判のよいシャトーです。1985年は理想的な収穫期となり、ふくよかでバランスの良い年とされる秀逸なヴィンテージ。 |
全く気にとめていなかったこのリヴェルサン。ポイヤックの町と小さなサン・ソヴェールという村の間に位置するシャトー。1961年は今世紀の中でも金字塔的なヴィンテージ。今ではあまりに高価。果たしてこのブルジョワ級、その味わいは保たれているのか?興味津々でした。 |
このシャトーは、class30好みのシャトー・ラマルクの北側に位置し、パーカー氏も秀逸と評するブルジョワ級。1988年、1995年ともに疑いなく素晴らしいヴィンテージ。 |
Moulis |
オー・メドック内でAOC表示できる6つの村のうち、ムーリスとリストラックは格付けシャトーがないため、あまり知られていませんが、優良なブルジョワ級の宝庫。ボルドーでも有名なドゥルト家の情熱が注がれるこのモーカイユはブルジョワ級でも傑出したシャトーの一つ。あの1982年をも超えると噂される偉大な1990年ヴィンテージ。 |
Bordeaux - St-Emilion |
町の南西に位置するこのシャトーは、1919年以来、フルニエ一族が所有してきましたが、1990年代半ば、シャネル社が買収。伝統的な醸造法を踏襲し、65%以上の新樽、18ヶ月樽熟されます。 |
ロダン一族が1911年に購入し、1960年代半ばより元詰めを開始。コート地域の南側斜面、10haの畑から産み出されるワインは、あまり目立たない存在ながら、パーカー氏も「第一特別級に格上げされるべき」と誉めそやす、知る人ぞ知るシャトー。1995年は、ボルドー全域で成功した年。その中でもメルローは素晴らしいとされています。 |
Bordeaux-Pomerol |
ポムロール地区の東端、サンテミリオンとの境界線に位置する14haの畑。周りをペトリュス、コンセイヤント、そしてシュバル・ブランに囲まれるという立地。当然のことながら、常にポムロールで注目されるシャトーの一つ。オーナーのルイ・デュカスが他界した後、ラフィット・ロートシルトのドメーヌ・デ・バロン・ロートシルトが経営を引き継いでいます。 |
Ch. La Cabanne ポムロールにてエスタジェ家が経営するこのシャトーは、樹齢約30年、10haの畑から年間6万本を産出。新樽を60%使用し、14〜18ヶ月の熟成が施されます。 |
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