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France-Cotes du Rhone |
1834年に創設された、この地区の重要な生産者ポール・ジャブレ。そしてこの地区で最も高名なワインの一つであるジャブレの最高峰エルミタージュ・ラ・シャペル。「ル・メアル」と「レ・ブレッサンド」の区画に植えられた平均樹齢40年を越えるシラーは、天然酵母による発酵、一ヶ月にも及ぶ浸漬を経て、この地区の伝統を守るようにブルゴーニュ地方の生産者から購入する二年間使用した古樽にて12ヶ月の熟成が施されます。 |
ルロワが造るシャトーヌフ・デュ・パプ。少し前に1978年物が好評でしたが、1996もリリースされるようです。 |
ローヌ河右岸、シャトーヌフ・デュ・パプの対岸にタヴェルとリラックの地区があります。ロゼで横綱級のタヴェルに比べ、地味な存在のリラックですが、ワイン造りの歴史は2000年前に遡り、ローヌ発祥の地として有名。赤、白、ロゼの産出が許されています。 |
France-Cotes de Provence |
1972年からという浅い歴史にも関わらず、新しい試みを推進する革新的な志向、バイオダイナミックスの理論を基にワイン造りを行うドメーヌ・ミラン。美術品にも興味があり、このクロ・ミランは毎年南仏に住む芸術家に限定してラベルが描かれています。 |
France-Val de Loire |
ロワールの赤ワインとして有名なシノン。この地区で熱心な研究家として知られるシャルル・ジョゲは、樹齢別、畑区画別にワインの仕込みをし、異なる5種類のシノンの赤、そして1種のロゼを造っています。この「ジュヌ・ヴィーニュ」は、樹齢の低いブドウを仕込んだもの。 |
大好きなドメーヌ・レ・オート・ノエルのミュスカデ。栽培面積20haと中規模なこのドメーヌの3代目の醸造家であるセルジュ・バタール氏は、日照量に恵まれないこの産地で有機栽培を行い、素晴らしい品質のワインを生み出す生産者。今回はここのヴァン・ド・ペイ、ガメイを頂きました。 |
France-Languedoc Roussillon |
評論家ステファン・タンザーが「知られざる宝の山」と言い、その評価もうなぎ上りの注目のワイン、ペイル・ローズ。ファースト・ヴィンテージは1988年、以後常識では考えられないほどの低収量、そして無清澄、無濾過により造り上げられる。20haの畑から15hl/haの低収量、生産量は約3300ケース、そのうちの1/3が上級キュヴェの「Clos
des Cistes」と「Clos Syrah Leone」になります。 |
古酒の専門家としても名高いピーター・ツーストラップ氏が、あるレストランで偶然飲み、日本への独占販売権まで取ったというワイン。ミネルヴォワ産のこのワインは、カベルネにカリニャンをブレンド、30%を木樽で熟成させるということです。 |
Australia-Victoria |
オーストラリアのヴィクトリア州にあるヤラ・ヴァレーは高品質なピノ・ノワールで近年注目の産地。昨年辺り、このHPのBBSでも一時期、話題の的になり、1993を飲んでその品質の高さに納得したワイン。 |
1976年、著名な建築家エワン・ジョーンズが、ヴィクトリア州ピレニーズに創立したワイナリー。このムーナンベル・シラーズは、粘土と小石の土壌を持つ畑で栽培、低収量のシラーズから造られ、非常に高い評価を受けています。 |
Australia-Western Australia |
Salitage Pinot Noir 密かに注目されつつある西オーストラリア。このサリタージュのオーナー、ジョン・ホーガンは、ブルゴーニュのドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールの共同経営者。またルーウィン・エステイトの所有者家族の一員ということで、彼自身、モンダヴィの影響を強く受けているそうです。 |
Australia-Tasmania |
オーストラリア、メルボルンの南にあるタスマニア島産。堀賢一氏の「ワインの自由」でも取り上げられたワインです。シャンパーニュやラインガウにも匹敵するほど寒冷なこの地で、日当たりの良い北向き斜面の畑に冷たい海風を遮る防風スクリーンを備え、リースリングやシャルドネ、ピノ・ノワールの栽培に成功しているということ。98年という若く感じるヴィンテージも、南半球のため、収穫は半年早く、「97.5年」と考えてもいいかもしれません。 |
NewZealand-Marlborough |
Cloudy Bay Pinot Noir 西オーストラリアのケープ・マンテルを経営する、デヴィット・ホーネンが1985年に創業したワイナリー。1990年にあのヴーヴ・クリコに買収され、ルイ・ヴィトン・モエ・エ・ヘネシーの傘下となりました。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを世界に知らしめた立役者でもあるクラウディー・ベイが近年リリースしてきたのが、このピノ・ノワールです。 |
Spain-Ribera Del Duero |
Pingus ボルドー大学で醸造学を学び、ボルドーのシャトーで修行したというベルギー人のピーター・シセック氏がリベラ・デル・ドゥエロに惚れ込み、造り出すワイン。樹齢60年以上のテンプラニーニョ、1本のぶどうの樹から500g程度の低収量。長期熟成の理論を徹底して造られるワインは、R.パーカー氏を始め、世界のジャーナリストに絶賛され、あっという間にスペインのトップクラスへ。 |
Spain-Navarra |
スペインのナバーラ地方は、リオハの東側に位置する注目の産地。ここで長い歴史を持つレアル・イラチェ社はナバーラの名ボデガで80年以前のワインは特に高い評価が与えられているようです。日本にも1950年代から70年代の比較的廉価な古酒が輸入されました。この1976ヴィンテージはイラチェ社100周年記念ボトルとなっています。 |
Spain-Valdepenas |
ヴァルデペナはスペイン中央内陸部に位置する「石の谷」という意味を持つDOワイン産地。97年度パリ国際コンクールにて銀賞受賞したというこのワインは、発酵後、アメリカンオークの新樽にて6ヶ月熟成。のち古樽に移し替え18ヶ月以上の樽熟成を行います。グランリゼルヴァの規定以上に42ヶ月前後の瓶熟成を経て出荷されるようです。 |
Chile-Central Valley |
高品質なワインも続々登場してきたチリ。ロバート・モンダヴィとチリのエラスリスのジョイント・ヴェンチャーによるワインがこのセーニャ。チリのアコンカグア・ヴァレーにある、エラスリスの自己所有畑「ドン・マキシミアーノ」のブドウから造られ、新樽比率は40%としています。 |
Japan-Shinsyu |
Ch. Lumiere 1885年の創業以来の長い歴史を持ち、国際的にも高い評価を受けているルミエール。自社畑で獲れた良作年のブドウのみで造られる同社自慢のワインがシャトー・ルミエール。権威ある本場ヨーロッパの国際コンクールで連続受賞した日本を代表するワイン。他のヴィンテージは\3,000位で購入できますが、この90年ヴィンテージの相場にはプレミアが付いているようです。 |
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