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Bourgogne-Cote de Beaune |
Savigny-Les-Beaune Aux Guettes アロース・コルトンからボーヌの間にある、サヴィニー・レ・ボーヌの村。この地で160年もの間、ワイン造りに携わる定評のある造り手、シモン・ビーズ。現当主パトリックの奥様は日本人の千紗さん。昨年、2世が誕生し、微笑ましいカットが雑誌を賑わせています。パーカー氏も4ッ星の評価を与えるシモン・ビーズは、この村のプルミエ・クリュを数種持っていますが、このオー・ゲットの区画は、わずかに0.5haを所有。 |
1750年創業という古い歴史を持つ、ボーヌのネゴシアンであるシャンソン・ペール・エ・フィス。評価の高いボーヌのプルミエ・クリュである、クロ・デ・フェーヴやグレーブ他の畑を多数所有し、自社畑の合計面積は42ha。 |
あのマダム・ルロワが個人所有するのが、このドメーヌ・ドーヴネ。ブルゴーニュ・ファン垂涎のワイン達。ムルソー村の西側にあたるオークセイ・デュレス村は、マダム・ルロワ率いるルロワ社の本拠があることでも知られています。 |
Beaune Vieille Vigne 1988年にデビューしたドミニク・ローラン氏は、いまやその優れたワイン造りでブルゴーニュでもトップ5に入るワイン醸造家。元パティスリーのシェフだった彼が造るワインは大人気で、高い評価を受けています。40種類以上のワインを造りながら、全て数樽しか仕込まないので、入手は困難で高価。特に樽と澱にこだわる造り手と言われ、当然のごとく新樽での熟成、そしてノンフィルターです。 |
ムルソーの秀逸な白ワイン生産者として名高いドメーヌ・ロベール・アンポー。毎年5万本ものワインを産出しながら、そのワインは販売されずカーヴにストック。すべて飲み頃になった時点でリリースするドメーヌ。現時点で、ようやく1980年代後半のワインが出荷されています。 ムルソー最上級の畑「ペリエール」の83年は、熟成されたワインが醸しだす要素が満喫できます。白い花、ナッツ、香草の風味が混ざり合い、丸みを帯びたワインはまさにピーク。余韻に心地よいミネラルの苦味を伴う姿に複雑感が増します。今飲むべきワイン。 赤ならブラニー、白ならムルソーと村名を変えるプルミエ・クリュ「La Piece
sous le Bois」。熟成を感じさせる深い黄金色、酸化臭はなく、まろやかなバターやほんのりと蜂蜜の香り。味わいは、低めの酸と穏かな果実は十分美味しいのですが、余韻の水っぽさ、切れの早さが惜しい。古酒の魅力は十分表現しているものの、あと2〜3年早く飲みたかったのが正直なところ。 |
1859年から続くボーヌのネゴシアン、そしてドメーヌでもあるルイ・ジャド社。コート・ドールの赤白ともにその品質の高さ、安定度は折り紙付き。 |
Batard Montrachet ブシャール社は1731年創立のブルゴーニュ最大手のネゴシアン。約100haもの自社畑を所有し、その約7割以上が特級と1級だと言うから凄い。70年代から80年代は不調の時期だったようですが、かつての名声を取り戻すべく、醸造施設を一新。94年には、長きに渡る世襲にピリオドを打ち、シャンパーニュのアンリオが買収。徹底的に品質の向上に努めていると伝えられます。 |
ブルゴーニュの白ワインの中でも、最も高貴なワインとされるのがモンラッシェ。アレキサンドル・デュマが「脱帽し、跪いて味わうべし」と言った話はあまりに有名。 |
Santenay La Maladiere サントネーは、コート・ドールの最南端、シャサーニュ・モンラッシェの南に位置し、ほとんどが赤ワイン、そしてごく少量の白を産するアペラシオン。その目立たない産地は、ワインよりも「スルス・カルノ」という温泉やカジノがあることで知られているとか。 |
サントネーを「コート・ドールの最南端」と書きましたが、現在ではこのマランジュがアペラシオンとしては最も南。マランジュ3ヶ村のワインは、コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュとして売られていましたが、1989年より独立したACとして格上げされました。 |
Bourgogne-Cote Chalonnaise |
3月の御題目「ルロワづくしの夕べ」でも紹介したこのモンタニー。その時の94年は優しいワイン、けれどもRecommendまでは付けられなかったのですが。。。 |
Bourgogne-Maconnais |
古酒の専門家としても名高いピーター・ツーストラップ氏が、ブルゴーニュの訪問中に発見したというドメーヌ・ヴァレットは、最近のお気に入り。先代のジェラールに変わり、95年より息子のフィリップがドメーヌを仕切り、今ではこの地区のスター格になっているとのこと。 |
こちらもピーター・ツーストラップ氏の紹介によるマコン。エチケットはPTラベルになっています。この造り手も知る人ぞ知るという注目株らしく、有機栽培のぶどうを使用する事がラベルにも記載されています。 |
Bourgogne-AC Bourgogne |
Bourgogne Chardonnay ブルゴーニュの著名な白の生産者、コシュ・デュリの親戚筋で、ムルソーを本拠地としているドメーヌ、アラン・コシュ・ビズワール。生産量が少なく、昔からの固定客や知人にワインの多くを販売するため、日本では知名度が低いのですが、あのタンザーも高評価する注目の造り手。 |
Bourgogne Chardonnay フランスの三ツ星レストランのほとんどが扱い、ピュリニー・モンラッシェを代表する造り手とも言われるエティエンヌ・ソゼ。ここのACブルゴーニュは面白い体験でした。 |
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