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France-Bordeaux |
ボルドー、ソーテルヌ地区の貴腐ワインの中でも最上のワインの一つ。シャトー・ディケムの畑と境を接し、88haの畑から平均で年一万ケースを産出。温度調節可能なステンレスタンクでの発酵、小樽で18〜24ヶ月の熟成。82年や89年という偉大な年には限定で「クレーム・ドゥ・テット
: キュヴェ・マダム」を造りました。 |
ボルドー地方の貴腐ワインと言えば、ソーテルヌ地区が有名なのですが、対岸アントル・ドゥ・メールのサント・クロワ・デュ・モンで造られるこのワイン。前々より気になっていたシャトー・ラ・ラームは、冷凍圧搾装置(ドイツのアイスヴァインを造るときに収穫を遅らせ完熟した実を凍らせ極甘口ワインを造る技術を応用したもの)を持ち、貴腐菌がついたぶどうを凍らせ、悪天候などでぶどうが乾燥しにくかったときに使用するらしい。新樽使用比率40〜45%により、18ヶ月の熟成。 |
France-Jura |
ブルゴーニュの東側、スイスとの国境近くに位置するのがジュラ地方。ここで有名(独特)なワインが「黄ワイン(ヴァン・ジョーヌ
: vin jaune)」そして「藁ワイン(ヴァン・ド・パイユ : vin de paille)」。藁ワインことヴァン・ド・パイユの名前は、収穫したぶどうを藁の上などで天日乾燥させる(パスリヤージュ)ことに由来。乾燥して糖度の上がったぶどうから造られる、甘口ワインです。 |
France-Val de Loire |
以前にも紹介したジョー・ピトンは、フランス三大甘口ワインに数えられるコトー・デュ・レイヨンにおいて、注目の造り手。冷涼な気候のため、ヴィンテージに影響されやすいロワールで、補糖に頼らず、収穫も手摘み。バイオダイナミックスによるワインは、パーカー氏もほとんどのワインに90点〜99点を与えると言います。この"クロ・デ・ボワ"は、ジョー・ピトンの持つ畑の中でも、一番西に位置し、作付面積は1.5ha、残留糖度は150g/l。 |
Italy-Piemonte |
Avie カッシーナ・カストレットは「パッシウム」や「ポリカルポ」といった印象的なボトル・デザインで有名。この甘口ワインには金の手形がラベルかわりになっています。 |
Italy-Veneto |
1860年に創業されたピエロパン。現在の当主に至るまで、一貫したポリシーを守る家族経営を続け、ブドウの収量を抑え、凝縮感のあるソアーヴェを造り出します。「レチョート」とは陰干しをしたブドウから造られるワインのことで、ヴェネト州独自の呼び方。他の州では「パッシート」と言われるワインです。また「レチョート・ディ・ソアーヴェ」は1998年よりDOCGに昇格しています。 |
Hungary-Tokaj |
Tokaji Aszu 3 puttonos 世界3大貴腐ワインであるトカイ・アスー・エッセンシアを生むトカイ。この「プットニュス」という表記は、甘味の尺度で、136リットル入りの樽に26kg単位の貴腐化したぶどうが何杯入れられたかということ。3から6プットニュスまであり、この3プットニュスは最も甘味の抑えられた廉価なタイプです。 |
California-Napa |
Joseph Phelps Delice du Semillon 1972年、セント・ヘレナ近郊のスプリング・ヴァレーに設立されたジョセフ・フェルプス。当時からカベルネ、メルロー、シャルドネ、リースリング他、多数の品種を手がけていますが1974年にはカリフォルニアにしては珍しくシラーも生産(後の
Vin du Mistral )。このワイナリーの名声を決定づけたのが同じ1974年ヴィンテージに造られた「インシグニア」。これはカリフォルニアにおける第一号のボルドーブレンドの銘柄とされています。 |
California-Santa Barbara |
オ・ボン・クリマのジム・クレンデネンが作るデザート。数々の名作を生み出しているサンタ・イネズ・ヴァレーのサンフォード&ベネディクトのヴィオニエ種から造られた遅摘みの甘口ワイン。キャップシールは無く、あのイザベルと同じ紺色のロウで封印されています。南仏系のワイン造りに詳しいキュペのボブ・リンクィストの助言を受けているのではないか、という事です。 |
現在、マンガ:オールマンに連載されている「瞬のワイン」。その物語の中に登場したこのワインはジンファンデル種の貴腐という大変珍しいもの。自然のいたずらにより1993年に初めて収穫されたものの、貴腐のつきにくいサンタ・バーバラでは以後生産できず、この1999年が二度目のヴィンテージ。 |
California-Madera |
ヴァン・ド・コンスタンシアというワインをご存知でしょうか?18世紀から19世紀に、ソーテルヌやマディラと並んで愛された甘口ワインに、ヴァン・ド・コンスタンシアという南アフリカのワインがあったらしく、ナポレオンがセント・ヘレナ島に幽閉された時も、届けさせたとか。そのワインに主に使われていたのは、ミュスカ・ド・フロンティニャン(ミュスカ・ブラン)らしいのですが、マスカット・ハンブルグ(ブラック・マスカット)も使って、赤、白の甘口ワインを造っていたという事です。 |
Canada-British Columbia |
久しぶりにカナダのアイスワインを紹介。ブリティッシュ・コロンビア州の甘口ワイン。アイスワインとは、収穫の時期を意図的に遅らせて、木にブドウがついた状態で凍らせ、水分が凍ったまま、果汁を搾ったもの。とても糖度の高い天然甘口ワインで、ドイツのものが有名です。 |
Australia-South Australia |
昨年秋に行われた「ジャパン・インターナショナル・ワイン・チャレンジ1999」。エントリー本数約1500本というこの大会にて見事「Top
Riesling」の栄冠を手にしたのがこの甘口ワイン。 |
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