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Bourgogne-Chablis |
Chablis 1er Cru Montmains 1859年から続くボーヌのネゴシアン、そしてドメーヌでもあるルイ・ジャド社。個人的にもここを訪れ、ブルゴーニュの素晴らしさを教えてもらった想い出のワイナリーです。コート・ドールの赤白ともにその品質の高さ、安定度は定評がありますが、シャブリも造っています。 |
Bourgogne-Cote de Nuits |
Chambertin 「シャンベルタン」言わずと知れたグラン・クリュ。その畑は、隣のクロ・ド・ベーズよりかなり遅れて歴史に登場するとは言うものの、今ではこの村の中心をなす名畑。名前の由来は、13世紀に農夫ベルタンが所有する畑「ル・シャン・ド・ベルタン」と呼ばれていた土地だったそうです。あのナポレオン皇帝がこよなく愛したというワイン。 |
Gevrey-Chambertin Clos Saint-Jacques こちらもルイ・ジャド社のワイン。ルイ・ジャドは、ネゴシアンとしても一流ですが、50haにも及ぶ自社畑も所有しており、ドメーヌ・ルイ・ジャドとして数々の名品を造り出しています。 |
シャンボール・ミュジニー村において最も重要視されるドメーヌがこのコント・ジュルジュ・ド・ヴォギュエ。1776年までその家系は遡れ、現在この特級畑「ミュジニー」の70%にあたる6.5haを所有。もう一つの特級畑「ボンヌ・マール」にも約20%に相当する2.5haの畑を持っています。代々銘酒を生み出してきたとされるこのドメーヌ。70年代から80年代の評価はあまり良くないようですが。。。 |
80人もの造り手がいることでも有名なクロ・ド・ヴージョ(詳しくはこちらへ)。ヴォーヌ・ロマネ村に本拠を構えるエジュラン・ジャイエは、クロ・ド・ヴージョの最上部南端に三角状の区画4.5haを所有。古樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)のブドウを使ったワインは評判の逸品。 |
Clos Vougeot "Musigni" ブルゴーニュのグロ一族と言えば、高品質のワインを生産することでは有名。「アンヌ・グロ」「ミッシェル・グロ」「A.F.グロ」。そして「グロ・フレール・エ・スール」。グロ・フレールが所有するクロ・ヴージョは斜面上部、お城の横でグラン・クリュ”ミュジニー”の隣の区画。 |
![]() ![]() Grand Echezeaux グラン・エシェゾー ヴォーヌ・ロマネ 赤 (PN,Pb,PL) ('86 \27,800) ![]() ![]() Echezeaux エシェゾー ヴォーヌ・ロマネ 赤 (PN,Pb,PL) ('95 \24,500) |
もう皆さんご存知のDRC(DRCに関しての詳細はこちらをご覧下さい)。「エシェゾー」という名称は2世紀のガロ・ロマン時代の集落を意味する「シェゾー」が由来。この二つの畑は実際にはフラジェイ・エシェゾー村に位置しますが、隣村のヴォーヌ・ロマネ村のワインとして扱われます。 86年のグラン・エシェゾー。86年というブルゴーニュではやや難しい年とされるヴィンテージにして、あくまで黒に近い果実と、気品のある酸味がワインに個性を与えています。緊張感のあるワインは、まだ熟成を続けているのかもしれません。 95年のエシェゾー。DRCのワインとしてはやや明るめの綺麗な色調のワインは、スパイシーで果実のエキスが口中に広がる華麗さ。果実感、酸味、渋みが見事にまとまったワインはこんな若いヴィンテージにして十分。 DRCの個性、エレガントな甘さと酸っぱさが共存する香り、そしてワインを取りまとめる酸味。ブルゴーニュのフィネスなのでしょう。 (ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネ・コンティ)グラン・クリュ |
Echezeaux ブルゴーニュの神様、醸造家の中の醸造家と崇められるのが、アンリ・ジャイエ。当然そのワインはブルゴーニュでも別格の扱いをされ入手困難。古典的な醸造法を尊重し、低温浸漬という予備発酵を行います。今では70歳を超えるジャイエは引退、甥のエマニュエル・ルージェがワイン造りにあたっています。 |
ヴォーヌ・ロマネ村「マルコンソール」畑。その一級畑はニュイ・サン・ジョルジュ村との境界に位置し、あのグラン・クリュ「ラ・ターシュ」の南隣。いいワインが出来て当たり前の立地。5.85haの畑は、現在モワラール、ラマルシュ、ビショー、カティアールの4軒が分割所有しています。 |
![]() ![]() Vosne-Romanee Les Hautes-Maizieres ヴォ−ヌ・ロマネ・レ・オ−ト・メズィエ−ル ヴォーヌ・ロマネ 赤 (PN,Pb,PL) ('96 \14,000) ![]() ![]() Nuits-Saint-Georges Clos des Corvees ニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・デ・コルヴェ ニュイ・サン・ジョルジュ 赤 (PN,Pb,PL) ('96 \14,000) |
このドメーヌのオーナー、アンリ・フレデリック・ロック氏は、92年より、ロマネ・コンティ社の共同経営者。非常に巷を騒がせているドメーヌです。 以前、94年を頂いた時に感じた「優しいワイン」という印象。しかしこの年は、複雑さが増し、しっかりしたタンニンと内に秘める動物的なニュアンスを感じさせます。やはりこの村の違いよりも、プリュレ・ロックの造りの大きさを感じさせる2本。強さの中に育ちの良さが見え隠れするようです。 |
ジョセフ・フェヴレイ:ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を構える1825年創業のネゴシアン。1社としてはブルゴーニュで最大の115haの畑を所有。ネゴシアンながら、他の栽培農家から買いつけるブドウは全体の2割にすぎず、いわば大規模なドメーヌと言ってもさしつかえないかもしれません。フェヴレイが単独所有(モノポール)のエチケットは、通常とは違うややグレーがかった物が貼付されています。 |
Bourgogne-Cote de Beaune |
ジャン・ルイ・ラプランシュ博士の所有する、四方をクロ(石垣)に囲まれる約20haの畑「シャトー・ド・ポマール」。ヴィラ−ジュ格付けの畑ながら、特注の印象的な瓶に詰められたワインは、1級同等の評価をなされます。 |
Pommard Les Epenots ポマール村長だったアルマン・ジラルダン。今ではその醸造を娘のアレットが引き継ぎ、伴侶の名を冠して「アレット・ル・ロワイエ・ジラルダン」として90年代初めにドメーヌを興しています。ここの1級畑レ・ゼプノ(0.5ha)は、樹齢90年を超える超ヴィエイユ・ヴィーニュ。醸造は伝統的な手法を用い、新樽は1級でも約1割と少ないということ。だた、このワインは「アレット・ル・ロワイエ」ではなく「アルマン」のラベルでしたが、今この2つはどうなっているのでしょうか? |
Puligny-Montrachet Folatieres ブシャール社は1731年創立のブルゴーニュ最大手のネゴシアン。93haもの自社畑を所有し、その約7割以上が特級と1級だと言うから凄い。70年代から80年代は不調の時期だったようですが、かつての名声を取り戻すべく、醸造施設を一新。95年には、長きに渡る世襲にピリオドを打ち、シャンパーニュのアンリオが買収。 |
Bourgogne-Cote Chalonnaise |
ジョセフ・フェヴレイの単独所有(モノポール)のワインをもう一本紹介。 |
![]() ![]() Macon-Pierreclos Le Chavigne マコン・ピエールクロ・ル・シャヴィーニュ マコン 白 (Ch,PB) ('97 \4,200) ![]() ![]() Pouilly Fuisse Premier Jue プイイ・フュイッセ・プルミエ・ジュ プイイ・フュイッセ 白 (Ch,PB) ('95 \10,000 ?) |
ヴェルジェ社:マコネー地区で最も注目されているこのネゴシアンは、ベルギー出身のジャン・マリ・ギュファン氏が1990年に興しました。このドメーヌ、ギュファン・エナンは、そのジャン・マリ・ギュファン氏が醸造を行っているドメーヌもの。 白ワインのスペシャリストであるギュファン・エナンは、捕糖もせず、マストの沈殿もしない、澱引きも瓶詰め直前まで行わず、清澄も濾過も無しという徹底ぶり。事情通の間では評判の高いドメーヌです。 マコン・ピエールクロ・ル・シャヴィーニュ:97年というヴィンテージながらすでに美味しいこのワイン。ほんのりとオークの風味、やわらかな果実味とミネラル感は調和がとれ、この地区最高のワインという評判通り。 プイイ・フュイッセ・プルミエ・ジュ:これがまた凄いワインです。熟成したムルソーやシャサーニュのような雰囲気を持っています。「完熟した果実からワインを造りましたよ」と言わんばかりのワインは、低めの酸味も相まって、まろやかさとヴォリュームを感じます。コート・シャロネーズの白を飲んで、久々に衝撃を受けた逸品。これから目の離せないドメーヌとなりそうです。 (ドメーヌ・ギュファン・エナン) |
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