ワインと音楽。とても魅力的で想像力を掻き立てるもの。実はこのサイト、開設当時は「Music
Like Wines」というネーミングでした。 今回は「ちょっと変わった視点からワインを見てみるのもいいかな?」と思い、こんなお題目に。この2つの共通項を考えてみます。 |
ワインを飲む時、一番ドキドキする瞬間がコルクを開ける瞬間でしょう。「どんな味がするんだろう?」「期待通りかなあ?」なんて考えてる時が本当に楽しいものです。![]() そしてオープニング。ここで、90%決まると言ってもいい。そこから引き込まれるか、冷めていくかは、続く曲次第。 やっぱりワインは飲んでみなけりゃ分からない。そう音楽も聴いてみなけりゃ分からないのです。言葉じゃ伝わらない部分って、本当に多いように思います。 |
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どんな仕事でも裏方の世界があります。音楽の世界で言えば重要なのがプロデューサー。そのアーティストの魅力を引き出しながら、曲を作り、編曲をこなし、個性に「色」を加えます。人気プロデューサーは引く手あまた。多くのアーティストに関わり「時代の音」を築いていきます。![]() 他にも、クインシー・ジョーンズ、トム・ダウド、アリフ・マーディン、ジャム&ルイス、N.M.ウォルデンらが時代の音を作ってきました。 |
今、ワイン界においても同様の事が起こっている。そうワインコンサルタントです。現在に至るまでも、ボルドー大学のエミール・ペイノー教授や、80年代ブルゴーニュにおいて一世風靡した、ギイ・アカなどが有名ですが、今最も注目されているのが、ミッシェル・ロランでしょう。
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音楽とワイン、この2つの最も共通している部分は、どちらも嗜好品という要素が強い事だと思います。好きな音楽もあれば、嫌いな音楽もある。そう、好みのワインもあれば、気に入らないワインもありますよね。あるワインついて、とても誠実に接してらっしゃる方からメールを頂き、こんなことをおっしゃってました。 「ワインに限らず食というものはじつは嗜好の領域が多いにも関わらず"ああすべき、こうすべき"という雑音が多いように感じます。」
造り手も同様に、例えば「こんな料理に合うワインを造ろう」なんて思う人はいないと思います。それは、食べる人が合う合わないというに過ぎないのでしょう。目標とするワインを造るという理想のもと、それを全うした人が高い評価を受けている。それに過ぎないのでは。 |
もっと自由にワインを楽しめる時がくれば、この国も本当の意味での「ワイン先進国」への仲間入りが出来るような気がします。 |
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