ROBERT M.PARKER Jr. ロバート・M・パーカーJr. 現在、ワイン評論家の中でも、最も影響力を持つ著名な人物。彼の評論は、辛口な事でも知られ、その一言でワイン市場の価格が変わるほどになっています。もともとは、弁護士。 主な著書は、「ボルドー」、「ブルゴーニュ」、「パーカーズ・ワイン・バイヤーズ・ガイド」、「ワイン・アドヴォケイト」など。 |
先月(6月)に、あのワイン評論家のロバート・パーカーJr.氏が来日しました。それも、どうやら初来日だったようで、都内では様々なイベントが開催されたようです。 ちなみに、出席者の多くは当然プロが多く、愛好家の方もかなりいらっしゃったそうです。会費は、なんと20万円! いわずもがな、私は行っておりません。ここにあるレポートは、すべて教えてもらったものです。 |
1.Mazis Chambertin Hospices de Beaune
Cuvee Madeleine Collignon 1985 (Leroy) 2.Cote Rotie La Landonne 1985 (Guigal) 3.Hermitage La Chapelle 1978 (Paul Jaboulet-Aine) 4.Chateau Haut Brion 1989 5.Chateau Beausejour Duffau-Lagarrosse
1990 6.Chateau Latour 1990 7.Chateau Leoville Las Cases 1982 8.Chateau Cheval Blanc 1982 9.Chateau Mouton Rothschild 1982 10.Harlan Estate Proprietary Red Wine
Napa 1994 |
物凄いラインナップです。やはり、言わずと知れた名シャトー、そしてビッグ・ヴィンテージのワイン達です。これだけの物が、現在でも一挙に揃えられるという事にも感心しますが、こういうイベントをやってしまうという日本は、不景気といいながらワインに関しては今が最高のブームの頂点のような気がします。 まあ、そんな話はさておき、Y氏のメモには、なんだかんだと詳細に感想が記述されていたのですが、基本的には言葉で書くより頭の中で出来るだけそのイメージと特徴を覚えるようにしたとの事。まあ、そうですよね。ワインは飲んでみなくちゃ分からない! これらのラインナップを見て、少し気付いた事を。 唯一のカリフォルニア(パーカー氏自身、今までカリフォルニアのワインには2回しか100点を付けていないそうです)10は、さすがのY氏も、ゆっくり調べてみないと分からないという事でした。ハーラン・エステートって聞いたことないし、あまり日本には入って来ていない物かな?気になります。ご存知の方は、教えて下さい。これ、カベルネだったそうです。 あと、ブルゴーニュが1の1本しかないのに比べ、ローヌのワインが2本ある(2と3)のは面白いですね。 |
そういえば、最近のパーカー氏の評価を見ていると南仏のローヌや、ラングドックの評価がいいですね。確かにいい造り手が増えて来ているのだと思うのですが。 Y氏が「人生で最後に飲むとしたら、どこのワイン飲みます?」って急に聞くので、「僕はやっぱりブルゴーニュかなあ。」って答えました。Y氏曰く、「私はボルドー、でもパーカーさんはローヌって言ってました。」 そうなのです、パーカーさんはローヌが好きらしいのです。上のコート・ロティとエルミタージュの意味がよく分かります。いわゆるパーカー好みと言われるしっかりしたワイン達。まあ、パーカーさんも人間です。好みがあって当たり前。人それぞれ好みが違うから面白いのでは? あなたなら、人生最後に飲むワイン、何を選びます? |
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