まずはボルドーの銘醸ワイン、気持ちをうたれた10本から。 素晴らしく滑らかな飲み口のオー・ブリオン。深いブーケが印象的なシュバル・ブラン。飲み頃に入った偉大な90年カロン・セギュール。まだまだ快活な82年ベイシュビル。他、多くの70年代、古典的と言われる造りは、今を生きていて良かったと思わせるワイン達です。 そしてバースディ・ヴィンテージのラトゥールとランシュ・バージュ、感慨深い65年のワイン。 |
ボルドーの素直に美味しいと言えるワイン達。どのワインもお薦め出来ます。 これから飲み頃のポワフィレとラランド。何故か今でも十分美味しい93年、女王マルゴー。飲めただけで幸せなル・パン。レオヴィル・バルトン、フューザル共に、コクのあるワイン。デュドン85年は何度飲んでも美味しい熟成感を持っています。そして定評のあるプピーユ。 白ワインでは、シャトー・ラグランジュが96年よりリリースしたレ・ザルム・ド・ラグランジュ、ファースト・ヴィンテージで美味しいワイン。貴腐はまだまだ置いておきたかったシャトー・ギローの90年。 |
2000年に注目したいワイン |
@古酒の相場が安定してきたようです。最近の傾向として、70年代前後のボルドーが廉価で出回るようになりました。スーパー・セカンドのパルメ、ラランド、ラス・カーズ等に掘り出し物があるかも。 Aポムロール、サンテミリオンの動きも気になります。ラ・モンドット、ラ・ゴメリー、ロル・ヴァランタン、オー・トロショー、ボー・ソレイユ他。次なるシンデレラワインはどれ? Bボルドー衛星地区のワイン、プピーユに続くのは、フロンサックのオー・カルルやフォントニル。カスティヨンのカップ・ド・フォジェール。ミッシェル・ロラン氏からは、やはり目が離せそうにありません。 C白ワインではグラーヴの白やソーテルヌの貴腐ワイン。辛口ではラヴィル・オー・ブリオンやドメーヌ・ド・シェバリエの白。貴腐では、クーテ(特にキュヴェ・マダム)、そしてサン・クロワ・デュ・モンのラ・ラーム。 |