![]() ![]() ワインの事をもっと深く |
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「The World Atlas of Wine」 ご存知、ヒュー・ジョンソン氏が世界のワイン産地を網羅した大書。1971年に初版を発表して以来、現在13カ国語に翻訳されているベストセラー。この
5th Edition からはマスター・オブ・ワインのジャンシス・ロビンソンとの共著となっています。 |
「Burgundy (Second Edition) 」 マスター・オブ・ワインであるアンソニー・ハンソン氏によるブルゴーニュの詳解書。パート1で、この地の歴史、栽培、醸造法等がまとめられ、パート2では各アペラシオンの概要、生産者の紹介、持ち畑が記されています。資料としては大変役に立ち、クロ・ド・ヴージョの地図では、各分割所有者の持ち区画が記されています。 |
「ワイン物語 : The Story of Wine」 新たに取り上げるのはおかしいかもしれません。これはワインの大家、ヒュー・ジョンソン氏が1989年に完成させ、日本でも1990年にその初版が発行された「ワイン物語」。上下二巻に分けられるこの書は、「エジプト、ポンペイ、グルジア、オーストラリア、ゴラン高原など世界各地への取材を経て、5年を費して完成されたヒュー・ジョンソンの意欲作である」というもの。紀元前のワインの生い立ちから、現代に至るまでのワインのストーリー。まさに「人とワインの文化史」。今世間を騒がす、ワインを評価するものとは対極。 |
「ポケット・ワイン・ブック(第2版)」 イギリスを代表するワイン評論家、ヒュー・ジョンソン氏。世界各国にわたり、ワイン、ワイナリーの詳細をこの一冊にまとめ上げています。 |
「世紀のワイン : VINS DU SIECLE」 フランスのワインライター、ミッシェル・ドヴァス氏による世紀のワイン。1900年から1996年の偉大なヴィンテージを取り上げ、その年の代表的なワインを紹介。1990シャトー・マルゴー、1945シャトー・ムートン、1961エルミタージュ・ラ・シャペル・・・その時代の主な出来事も掲載され、ワイン好きの心をくすぐるノスタルジックな写真も見事です。 |
「ヴィノテーク(月刊)」 この本は、月刊誌なので、そっちに分類してもよかったのですが。 |
「フランス・ワイン・ガイド」 日本のワインの大家、山本博氏による、フランスワインの詳解書。2100もの造り手が紹介され、とても丹念に書かれています。 |
「黄金丘陵 (コート・ドール) 」 こちらは山本博氏によるブルゴーニュ地方、コート・ドール専門書。山本氏らしく、造り手の紹介よりも、各アペラシオンの特徴が書かれています。前半は教科書的ですが、後半の資料部分は、とても役立ちます。また各村の地図において、畑の区画が等高線と共に描かれているのは、地形や斜面を把握するのに理解しやすい。 |
「世界 ワイン・ヴィンテージ案内」 世界的にも有名なクリスティーズのオークショニア、M.ブロードベントによるヴィンテージ案内。ワインの産地を使用頻度順に3ブロック、18産地に細分。それぞれの産地の葡萄の作柄、醸造状況を1994年から最長100年前まで遡って簡潔に記述されています。 |
「ブルゴーニュワインが分かる : Making Sense of BURGUNDY 」 25年もの長きにわたり、ワインと料理の著述に専念し、名著「ワインが分かる」でも有名なマット・クレイマー氏。これはブルゴーニュに関するバイブルとも言うべき著作。各村の特徴、グラン・クリュ、プルミエ・クリュの詳細、名だたる醸造家の紹介など、ブルゴーニュを愛する方にはたまらない一冊。コメントには、経験に基づく自信とワインへの愛が感じられる、今のブルゴーニュを物語る資料としても貴重な存在。 |
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「ワイン逍遥 フランス編」 帯には「読んで、旅して、飲んで、知る―。」という文言。日本人としてはじめて「ワイン学」を修め、ワイン造りと研究に生涯を捧げたという岩野氏。残念ながら1998年9月他界された岩野氏は、長年にわたる現地取材の成果をもとに、フランス全土のワイン産地と敬愛すべき銘醸家を紹介されています。 |
「シャンパン物語」 日本のワインの大家、山本博氏による、シャンパン物語は、さすがの内容。一種独特の製法、文化、歴史を持つシャンパーニュ地方。ワインのささやきと言われるシャンパンの泡。その魅力の全てを伝える詳解書。 |
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「全訂イタリアワイン」 塩田氏によるイタリアワインの詳解書。この本、まさしくイタリアに関するDOCG及びDOCの法規に関して網羅してあります。「原料ぶどうの指定産地」「原料ぶどう名」「収穫制限」「熟成期間」他、色調、香り、料理等も記されています。読んで楽しい本ではありませんが、心強い資料です。 |
「イタリア銘醸ワイン案内」 ワイン・ジャーナリストの高木氏は大のイタリア好きという事。全体の2/3以上を「銘醸カンティーナ巡り」にあてているため、日本ではなかなか知りえないイタリアの造り手、垂涎のワインがいっぱい。この本、まさにイタリアの知りたい情報が満載されており、イタリアファンにはたまらない一冊となるでしょう。 |
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「ワインの事典」 山本博氏、湯目英郎氏監修、他執筆者に日本のワイン界の権威の方々によって書かれたワインのAtoZ。基礎知識だけでなく、醸造法、成分と効用、流通と保存、サービスとマナー、食事とワイン、歴史と文化など、かなり深い内容は、愛好家からプロまで役に立ちます。 |
「ワイン用葡萄ガイド : Guide To Wine Grapes」 忘れてならないのがこれ、ジャンシス・ロビンソン女史によるワイン用葡萄ガイド。ワインの世界で最も大切なブドウの品種。カベルネ・ソーヴィニオン、メルロー、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン等、主要品種はもとより、世界各国の土着の品種まで、詳細に解説されています。その内容を読むだけで、知識の深さに感嘆してしまいます。プロの方は必携でしょう。 |
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「ソムリエになる本」 イカロス出版のサクセス・シリーズ。これからワインの仕事につきたいと思っている方に、ソムリエの仕事、そして呼称資格認定試験について等、優しく解説されています。 |
「ワインの教室」 「おいしくワインを飲むために!」「がんばって資格をとるために!」という表題通り、テイスティングと資格取得のための本。毎年改定され、春先に出されるようです。 |
「Sommelier」 日本ソムリエ協会による機関誌がこの「Sommelier」。当然、ソムリエ協会の会員に配布されるもので、内容はプロ向け。醸造家やコンサルタントによるワインセミナーや、インタヴュー記事も豊富。協会の会員だけでなく、全国の書店でもお求めになれますので参考にして下さい。 |
「ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート 教本」 最後にご紹介は、日本ソムリエ協会の教本。本来、資格受験者のためのテキストですが、当然ワインを勉強するには必ず役に立ちます。日本では考えられないほど、各国のワインに関する法規は、しっかりと定められており、それを覚えると自然とワインについての知識は深まります。 |