December,2000 (2)

今月の御題目

200000ヒット記念感謝プレゼント
Merry Christmas & Happy New Epoch!!

 お蔭様でclass30も20万ヒットという夢のような大台に近づいてきました。これもひとえにいつもご覧頂く皆様に支えられ、続けてきてこれた証として嬉しく思います。
 タイミング良く、この年末、クリスマスと新世紀を迎える時期に20万台突入となりそうです。新世紀を迎えるにあたり、今回は「Merry Christmas & Happy New Epoch」の意味も含め、次世代に語り継がれる新世界のワインとポスターのプレゼントです。


サンタ・バーバラの起点
サンフォード&ベネディクト

 15万ヒット時にも紹介したオ・ボン・クリマのワインに代表されるカリフォルニア、サンタ・バーバラのワイン達。その品質は今では不動の評価を得ていますが、その蔭にありながら重要な役割を果たしていたのが「自由契約畑」の存在。

 1972年創立のザカ・メサ・ワイナリーには、ジム・クレンデネン(オ・ボン・クリマ)、ケン・ブラウン(バイロン)、ボブ・リンドキスト(キュペ)らが集っていました。彼らがこのワイナリーから独り立ちし、小規模ながら高品質なブルゴーニュやローヌ・スタイルのワインを目指したわけですが、こういったワインメーカーにブドウを供給し基を支えてきたのが「サンフォード&ベネディクト」「ビエン・ナシド」といった自由契約畑。

 Sanford & Benedict Vineyard、現在この畑のオーナーであるリチャード・サンフォードは、自らのサンフォード・ワイナリーは買い付けブドウに頼っているにもかかわらず、この秀逸な畑のブドウをオ・ボン・クリマ、フォクセン、レーン・タナーといった多くのワインメーカーに分け与え、同じ「Sanford & Benedict Vineyard」という名で各ワイナリーのピノ・ノワールが出荷されています。

 同じ畑のブドウから数多くの生産者が造るという意味において「カリフォルニアのクロ・ド・ヴォージョ」と称されるサンフォード&ベネディクト。クロ・ド・ヴォージョがフランスの均等相続という法律により細分化されたのに対し、この畑から造り出される数多くのワインには、リチャード・サンフォード氏の人情味溢れる人柄とサンタ・バーバラの起点となる功績を感じずにはいられません。




ワイン・プレゼント
「Sanford & Benedict Pinot Noir 1981」


Sanford & Benedict Pinot Noir 1981
サンフォード&ベネディクト・ピノ・ノワール

 サンタ・バーバラを代表する畑で、世界にその名を轟かせた Sanford & Benedict Vineyard。この畑は、リチャード・サンフォードマイク・ベネディクトが1971年に開拓したもの。彼らは意見の食い違いから、1980年以降、この畑を Sanford Vineyard と Benedict Vineyard というふうに二つに分割してしまいました。マイク・ベネディクトがオリジナルのワイナリーであるサンフォード&ベネディクトをそのまま運営する一方、リチャード・サンフォードは1981年にサンフォード・ワイナリーを設立。
 1980年代半ばにマイク・ベネディクトは自分の区画 Benedict Vineyard をロンドンのロバート・アトキンスに売却し、アトキンスは1990年以降、この区画の管理をサンフォードに任せることにしました。これ以降、Sanford & Benedict Vineyard が復活します。

 今回のプレゼントは、1981年のワイン。これはマイク・ベネディクトがサンフォード&ベネディクトというワイナリーで、Benedict Vineyard のピノ・ノワールから造られたもの。サンタ・バーバラ創生期ともいえるピノ・ノワール。名畑のポテンシャルを探ってみてください。


西オーストラリアの芸術品
ルーウィン・エステート

 オーストラリアの中でも、大きな成功と国際的評価を得ているのがルーウィン・エステート。このワイナリーは、もともとロバート・モンダヴィとのジョイント・ベンチャーを目指していたらしいのですが、結局1974年に独自で創立、ホーガン家が経営を続けています。よって、モンダヴィ氏の助言がワイン造りの根本に活かされています。
 オーナーのデニス・ホーガン氏の「至高の追求」という情熱に支えられ、ルーウィン・エステートは、オーストラリアのプレミアム・ワイン造りにおいて頂点に君臨するワイナリーの一つとなりました。 

 毎年現代画家によって描かれるアートラベルでお馴染みの「アーティスト・シリーズ」の品質の高さはよく知られ、特にシャルドネ、リースリング、カベルネ・ソーヴィニオンは抜群の評価を得ています。シャルドネは、あのジャームス・ハリディ氏曰く「BMWの価格で買えるロールス・ロイス」と形容したとか。「ルーウィンのシャルドネの前ではすべてがかすんでしまう」と表され、高いアルコールの中につまったブドウのエッセンスはまさにオーストラリアの芸術品。(写真は1994シャルドネ、アーテイストはJohn Perceval。)

 また、1985年より毎年続いている「ルーウィン・コンサート」には、ロンドン・フィルハーモニック交響楽団、ベルリン・ステート交響楽団、キリテ・カナワ、ディオンヌ・ワーウィック、ダイアナ・ロス、そしてレイ・チャールズといった豪華なゲストが出演。ワインを片手にコンサート、一度行ってみたいですね。




ポスター・プレゼント
「LEEUWIN ESTATE : The Art of Fine Wine」


 オーストラリア現代画家によるルーウィンのアートラベルを集めたポスター。1990年代のシャルドネ、リースリング、カベルネ、ピノ・ノワールがレイアウトされています。これはワイナリーに行った姉がお土産に買ってきてくれたもの。class30の部屋にも飾っています。(横幅約1m)
 ボルドーのムートン、カリフォルニアのモンダヴィ、そしてオーストラリアのルーウィン、『ワインと芸術』の融合ここにあり!心ときめくポスターです。


応募方法

「Sanford & Benedict Pinot Noir 1981」又は「LEEUWIN ESTATE : The Art of Fine Wine」を各1名の方に、計2名にプレゼントします。そして今回もそれぞれ「class30 オリジナルTシャツ」を一緒に贈ります。

応募方法は簡単。応募フォームに、このサイトの感想や意見(なんでも結構です)と御自分が好きな0から9までの数字を書き込んで下さい。
書き込みの際に、名前はハンドル名でも結構です。当選者だけに、後でメールにて、名前と郵送先をお伺いします。
皆さんの好きな数字によって、厳正なる抽選をいたします。ただし、当選者が重複した場合、class30の独断で決定させて頂く事があります。ご容赦下さい。
(抽選方法は締め切り後に発表。発表は当ページ上で。)

12月24日までを、応募期間とします。class30から皆さんに感謝を込めて Merry Christmas & Happy New Epoch! 沢山のご応募、お待ちしております。


12/24、締切らせて頂きました。
沢山のご応募、ありがとうございました。



200000ヒット記念感謝企画
プレゼント当選者発表!


以下の方々にご応募頂きました。本当にありがとうございました。

「Sanford & Benedict Pinot Noir 1981」

数字

応募者名(応募順)

人数

数字×人数

0
Andyさん、マンショニャッガーマークTさん、ナパさん 3 0

1
松田竜一さん、satoさん、マリー・アントワネットさん、マーチンさん 4 4

2
今村さん、michiyoさん、Seagulさん 3 6

3
sorapさん、ccr58070さん、macrさん、あんきもさん、ホビットさん、Yukさん、PEKOさん、Hermitageさん 8 24

4
ぱんださん、blessingさん、B.V.C.会長ほげちゃん 3 12

5
junko-tさん、shinさん、shinobuさん、ひろちゃん、たつたつさん 5 25

6
ももさん、トーマス・エジンソさん、くまのみさん、宮岸まゆみさん、Nappeさん、mihomihoさん 6 36

7
atsubouさん、土井浩生さん、Tarochanさん、Rikoさん 4 28

8
いのさん、yurikoさん、はるさん、Skierさん、よう子さん、hiroshiさん、海と空さん、平泉夕斎さん、MASAさん、任三郎さん 10 80

9
49ermaniaさん、Jordanさん、x-rayさん、カリ王さん 4 36

総計
  50 251

「LEEUWIN ESTATE : The Art of Fine Wine」

数字

応募者名(応募順)

人数

数字×人数

0
whodynさん 1 0

1
眞季さん 1 1

2
けいちゃん、KAZさん、shokoさん 3 6

3
やさかさん 1 3

4
mikikoさん 1 4

8
Nakajiさん 1 8

9
ひつじネットさん、たみこさん 2 18

総計
  10 40

抽選方法、当選者

計60名の方々から応募頂きました。抽選方法は、前回の今までのプレゼント企画と同様です。

それぞれのワインとポスターに応募された方全員の好きな数字を合計し、その合計数の一の桁が、好きな数字に一致した方が、当選者とさせて頂きました。

また、当選者が重複した場合やいなかった場合は、最も長いコメントを書いて下さった方という選考基準でした。その結果

「Sanford & Benedict Pinot Noir 1981」
「1」と書かれた4名の該当者の中から最も長いコメントを下さった

satoさん

「LEEUWIN ESTATE : The Art of Fine Wine」
「0」と書かれた唯一の応募者である

whodynさん

に決定しました。おめでとうございます。

皆さん、本当に多数の応募ありがとうございました。多くの心温まるコメントや感想を頂き、本当に感謝しております。
そして惜しくもはずれてしまった皆さん、ごめんなさい。また次回をお楽しみに。これからもよろしくお願いします。

1/1/2001 class30 -Takeshi-



今月の味わいのあるワイン」では、
サンフォードやバイロンのワインも紹介しています。

参考文献
ワインの自由

前回に続き、サンフォード&ベネディクトに関しての詳しい情報は「瞬のワイン」Vol.2の堀賢一氏によるコラム「ワインの自由」を参照させて頂きました。及び堀賢一氏から詳細な情報を頂いた事に深く感謝致します。

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