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ローヌ、ロワール 新着ワイン

■ France / Cotes du Rhone

5/5/2003



Condrieu La Doriane
コンドリュー・ラ・ドリアンヌ

コンドリュー 白 (ヴィオニエ)
('94,'99 \10,000位)

 コート・ロティにある素晴らしき名畑「ラ・ムーリンヌ」「ラ・ランドンヌ」「ラ・トゥルク」。この畑から北部ローヌ最上のワインを造るのがギガル。創始者のエティエンヌ・ギガルがヴィダル・フルーリを離れ、自らのドメーヌを創設したのが1946年。わずか50年でその名を世界に轟かせ、年間生産量600万本という大企業に成長しました。
 ギガルが造る単一畑のコンドリューがドリアンヌで、ホテル兼レストラン「ボー・リヴァージュ」を望む丘陵斜面から生まれる。ゴールドと花束で彩られたエチケットは、祝いの席にもふさわしい華やかさ。
 1994:94年はドリアンヌのファーストヴィンテージ。一般的には早飲みとされるヴィオニエ。熟成したものはなかなか飲む機会がありませんが、これはスゴイ! メロンやアプリコットの完熟フルーツに、ヨーグルト系乳酸の強烈なふくらみを持つアロマ。口中を覆い尽くすような訴求力を持つ味わいは、飲み込んだ後に思わずため息をもらしたほどの素晴らしさ。【D:2002 P:94】
 1999:ボリューム満点!やや酸が低いことが、豊満で丸ささえ感じる飲みやすさを醸し出している。味わいの凝縮度とグリップも文句無く「立派」という言葉が似合う。ただし、余韻での渋み、全体の押しの強さを考えると、あと数年置いておきたいワイン。食事に合わせるより、単体で飲んだ方が楽だと思う。【D:2002 P:92】
(E. ギガル : E. Guigal)


■ France / Languedoc Roussillon

1/4/2003



Domaine du Tabatau "Lo Tabataire"
ドメーヌ・デュ・タバトゥー "ロ・タバテール"
サン・シニャン 赤 (シラー、カリニャン、グルナッシュ)
('00 \1,700位)

 ラングドックで高品質のワインを造りだした先駆者、ドゥマ・ガザックの醸造長が独立して始めたのがドメーヌ・デュ・タバトゥー。あまりにドゥマ・ガザックの規模が大きくなり過ぎ、自分の理想とするワインつくりが出来なくなったため自らのドメーヌを興したのだという。
 ブルーベリー、スパイス、紫の花。よく熟した美味しさがあるが、鉱物的でグッと締る余韻はリコリスや炭といった大人味で、安直なデイリーでない事が分かる。好き嫌いはあるでしょうが、価格対比の満足感は十分。
(ドメーヌ・デュ・タバトゥー : Domaine du Tabatau / Bruno et Jean-Paul Gracia)


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