■ France / Champagne | 12/9/2002 |
コート・デ・ブラン地区アヴィズ村の名門レコルタン・マニピュラン、ミシェル・ゴネ。マルキ・ド・サド侯爵の直系子孫が生誕250周年を記念してゴネ家と共同で開発、88年からリリースを始めた。シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%。 |
■ USA / Oregon | 11/13/2002 |
ナパの筆頭ワインメーカーとして名を馳せたトニー・ソーターが、ほとんどのコンサルタントから手を引いて、オレゴンのウィラメット・ヴァレーに開いたワイナリーがソーター・ヴィンヤーズ。これから彼はオレゴンでのピノ・ノワール造りに本腰を入れるようです。 |
■ France / Champagne | 11/9/2002 |
非常に多彩なシャンパンを生産するローラン・ペリエの最高級がグラン・シエクル。訳すと「偉大なる世紀」。これはそのロゼで、ローラン・ペリエでは果皮浸漬によりロゼを生産しています。(他の地方では普通でもシャンパーニュ地方では例外的。詳しくはこちらを参照して下さい。) |
■ France / Champagne | 10/26/2002 |
個人的には大好きなヴーヴ・クリコ。最上級キュヴェ、グランダムのロゼがリリースされたのは1996年、1988ヴィンテージから。8つの特級格付け畑からのブドウのみで生産。アヴィーズ、オジェ、メニール・シュール・オジェのシャルドネが1/3、そしてヴュルズネ、ヴェルジー、ブジー、アイのピノ・ノアールが2/3。ブジー村ル・クロ・コリンからの赤ワインを13.3%ブレンドしロゼとなっています。 |
■ France / Bourgogne | 10/5/2002 |
シャトー・ド・ポマールは1726年にルイ15世の命により摂政ヴィヴァン・ミコーが開設した、いわば宮廷向けの赤ワイン。ボーヌの高名な数学者のモレ・モンジュ伯が引き継ぎ、1802年に現在のシャトーと20haの広大なブドウ畑に石垣を建てた。1937年にオーナーとなった現当主ジャン・ルイ・ラプランシュ氏はソルボンヌ大学の心理学教授。樹齢30年以上のピノ・ノワールが80%近くを占める区画は村名格ですが、新樽100%で熟成される頼りがいのあるワインであり「シャトー・ド・ポマール」の名は一つのブランドのようになっています。 |
■ France / Champagne | 9/27/2002 |
モエ・エ・シャンドンについては、もう説明の必要もないと思いますが。。。1743年、クロード・モエによりエペルネ市に創立され、現在では年間2500万本を販売し、自社畑の総面積800haというこの地方最大手のメーカー。 |
レコルタン・マニピュラン(ブドウの栽培からワイン造りまで行う、ブルゴーニュでいうドメーヌ的な造り手)によるシャンパーニュ。この地における有機農法の先駆者、そしてピノ・ノワールを中心にワインを造るルネ・ジョフロワとフルーリィ。個性的なロゼが面白い。 |
■ France / Champagne | 9/13/2002 |
伝統派レコルタン・マニピュランのルネ・ジョフロワは、キュミエールという村に本拠を置く生産者。16世紀まで遡ることができる家系で、若き当主ジャン・バティスト・ジョフロワはキュミエールで最上級の斜面にあるプルミエ・クリュを引き継いでいます。「畑での作業が命」と言い切るジョフロワ家では、自然堆肥、天敵虫の活用によって15年前からほぼオーガニック。熟したブドウのみを収穫するために、全ての区画の収穫を1週間おきに3回行うというこだわり。この村は優れたピノ・ノワールの産地としても知られるようで(当主自身も赤ワインはブジィより優れていると語る)、ジョフロワはコトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地方の赤ワイン)も生産しています。 |
![]() ![]() Fleury Brut フルーリィ・ブリュット シャンパーニュ 泡白 (PN) (NV \5,000位) ![]() ![]() Fleury Brut Rose フルーリィ・ブリュット・ロゼ シャンパーニュ 泡ロゼ (PN) (NV \7,000位) |
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20世紀初頭に創設されたレコルタン・マニピュランで、ほぼピノ・ノワールだけからワインを生産するというフルーリィ。1930年代以降、無農薬、有機農法でブドウ栽培を行い、1992年には13haのすべての畑にヴィオディナミの証明証を得ているというこの地方におけるヴィオディナミの先駆者。なんとノーベル賞の授賞式やパーティで、公式に使われる唯一のシャンパーニュ・ハウスだという。 ブリュット : ここのレギュラー・キュヴェもピノ・ノワール100%。エチケットが美しいルージュ・カラーのため、通称「カルト・ルージュ」と呼ばれているそうです。バランスの良い泡という第一印象。ピノ・ノワールらしく、赤いフルーツ香が柔らかい。ボディも丸く、酸の強いシャンパンが苦手という方にもいいと思います。 ブリュット・ロゼ : これもピノ・ノワールをセニエによって仕立てたロゼ。バラの花、サクランボや杏、ロゼらしい華やかさに赤胡椒のスパイス。酸が溶け込んだしっかりしたコクのあるロゼ、いいです。 (フルーリィ・ペール・エ・フィス) |
■ France / Champagne | 9/1/2002 |
知る人ぞ知るといった通人のシャンパン・ハウス、ブリュノ・パイヤール(ブルーノと書く文献も多い)。このハウスは大手が幅を効かせるシャンパーニュ地方では珍しく、全くの個人企業。もともとこの地方でブドウ栽培を営んできた農家で、当主のパイヤールは父の国内向けワイン仲買商を手伝っていましたが1981年に独立、海外市場向けの仲買業を興し、自らのシャンパン・ハウスをもランス郊外に設立しました。現在、販売量の約95%が海外市場。 |
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ブリュノ・パイヤールが満を持してリリースしてきたプレスティージュがこの N.P.U.で「究極の中の究極」という意味だとか。7つのグラン・クリュの厳選されたブドウ、小樽発酵、9ヶ月の樽熟成。シャルドネとピノ・ノワールを半々でアッサンブラージュ(ブレンド)の後、10.5度に保たれたセラーにて8年間の熟成、1999年3月に澱引き。ドサージュは最低限に抑えられ(これもこのハウスの特徴)、出荷の前にはもう一度セラーにて一年間寝かせたという。全生産量17755本のうち、最初に5040本がリリースされました。 色は、クリーンで微細な気泡。洋ナシ系のフルーツ、カラメルとやや熟成感のあるモカが入る香りは、まとまりがあって優しい。丸みのあるナチュラルな果実は、口の中で溶け込むような感触。クリーミーで、余韻の柔らかさが抜群。香りもいいが味が好き、これだけ口中で刺激しないシャンパンも珍しい。最低限のドサージュで、こういった柔らかさと甘さを出せるのは、ブドウ自体のポテンシャルのおかげでしょう。思わず「買い占めたい」と言ったお気に入り(お金さえあれば、笑)。 |
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