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シャンパーニュ & スパークリング 新着ワイン

■ France / Champagne

5/5/2003


Taittinger Collection
テタンジェ・コレクション
シャンパーニュ 泡白 (Ch55, PN45)
('88 \14,800)

 偉大な収穫年にのみリリースされるテタンジェの最高峰は、1978ヴィンテージより「テタンジェ・コレクション」と称し、世界的な現代芸術家にそのボトル・デザインを依頼しています。このアイデアは、現社長のクロード・テタンジェが、ランス大聖堂のステンドグラスをデザインしたマルク・シャガールとの出会いが生み出したという事で、瓶を覆うプラスチックに直接印刷する技術は日本のノウハウによるもの。1988ヴィンテージは、グラン・クリュ格付け100%の畑からシャルドネ55% 、ピノ・ノワール45%。ドサージュ前にマグナム瓶で約6年間の熟成を経ています。
 イマイ・トシミツ氏による「花鳥風月」に彩られた1988ヴィンテージは、祝いの席に相応しい一本。テタンジェらしい酸を芯としたスクッとした立ち姿ながら、熟成感を十分に感じさせるブーケとボディ。パッケージに影響されてか花梨や生姜といった日本がイメージされ、スモーク、マロン、カラメルが複雑。秀逸なムルソーに似た長い長い余韻は、プレスティーシュの風格。【D:2003 P:91】
(テタンジェ)
[Real Wine Guide Vol.2 テイスティング・レヴュー番外編掲載]


Salon
サロン
シャンパーニュ 泡白 (Ch100%)
('95 \13,300)

 1920年代、パリのマキシムにてハウス・シャンパーニュとして愛飲されたというサロン。このシャンパンはこちらで詳しく特集しています。
 敬愛するシャンパーニュ・サロン。気品は十分で、スッキリとした柑橘系アロマ中心の端整な味わいはスルスル飲めてしまう。しかし95は若い。イーストからくる香りのボリューム、果実の肉厚さに欠け、サロンに求めるイメージとはほど遠い。現時点で95がリリースされるのは早すぎると思ったが、瓶熟で成長することを願うばかり。【D:2003 P:89?】
(サロン)
[Real Wine Guide Vol.2 テイスティング・レヴュー番外編掲載]


■ France / Champagne

1/4/2003



Cuvee Dom Perignon
キュヴェ・ドン・ペリニョン
シャンパーニュ 泡白 (Ch60, PN40)
('90 \10,000位)('93 \10,000位)
 17世紀後半に、丈夫な瓶とコルク栓の元になるアイデアを導入し、この地方の伝統でもあるブレンド技術の基礎を築き、シャンパンを広める功績を残したのが、盲目の僧「ドン・ペリニョン」(実際には盲目ではなかったという説も)。「泡を瓶に閉じ込めた大恩人」の名をつけたこのプレスティージュは、モエ・エ・シャンドンが1937年に発売し大成功をおさめ、高級シャンパンの代名詞にもなっています。
 90年 : まだシャンパンの良さを解していなかった頃、何度この「ドン・ペリ」を飲んでも、その「高級シャンパン」という扱われ方に、好意を持てなかったのですが、近年改めて頂くとさすがだと思う。90年ヴィンテージには、焼いたパイやナッツの香り。柑橘の爽やかな酸味が大きな果実によく溶けた心地よさ。
 93年 : 繊細で活力ある泡。ブリオッシュ、ドライハーブの洗練されたブーケ。クリームのような柔らかな熟成感とフルーティーさが上手くバランスした味わい。今までで最も印象のよいドンペリ。今年は日本にも入って来ている「エノテーク」を是非飲んでみたい。


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