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ボルドー 新着ワイン

■ Bordeaux / St-Estephe

5/5/2003


Ch. de Pez
シャトー・ド・ペズ
サンテステフ 赤 (M44,CS39,CF12,PV5)
('99 \4,000位)

 サンテステフ最古の葡萄園として、そして秀逸なクリュ・ブルジョワとして高い評価を得ているシャトー・ド・ペズ。1995年にはシャンパーニュのルイ・ロデレールの傘下となり、更なる品質向上が期待されています。
 まだ若いのは否めませんが、アロマは典型的なメドックの心地よさ。全体的にこじんまりとしているが、タンニンが支える後半は、その名に恥じないブルジョワ級。熟成でもっと良くなるかも。【D:2003 P:85】
(ブルジョワ級)

■ Bordeaux / Pauillac

5/5/2003


Ch. Pedesclaux
シャトー・ペデスクロー
ポイヤック (CS65,M20,CF5,PV5)
('97 \4,000位)

 畑はムートンの近く、メドック格付け5級にランクされながら、あまり話題に上ることのないペデスクロー。柔らかで赤い果実のクラシカルで可愛い味わいは、ポイヤックというよりマルゴーっぽい。決して欠点があるわけではないし、親しみやすいワインだけれど。。。 メドック格付けという事で比較的高い価格がついているが、このままではワイン好きに相手にされることはないかも?【D:2003 P:83】
(メドック格付け第5級)

■ Bordeaux / Cotes de Castillon

5/5/2003


Ch. Cap de Faugeres
シャトー・カップ・ドゥ・フォジェール

コート・ド・カスティヨン 赤 (M50,CF38,CS12)
('00 \1,800位)

 ドルドーニュ河右岸、サンテミリオンの南東にあたるAOCコート・ド・カスティヨン。この地区で評判のよいシャトーの一つで、シャトー・フォジェールと同じ所有者、あのミッシェル・ロラン氏が関わっているワイン。
 確かにこの価格を考えるとワインも内容も濃い。2000年という良いヴィンテージらしく中間域での果実の甘さも十分。ただ以前に飲んだヴィンテージと同じく、余韻が粉っぽく乾いたイメージが拭いされないのが残念。【D:2003 P:86】


■ Bordeaux / St-Emilion

1/4/2003



Ch. Pavie Macquin
シャトー・パヴィ・マカン
サンテミリオン 赤 (M70,CF25,CS5)
('96 \6,000位)

 ワイナート誌11号「最先端ボルドー/サンテミリオン特集」の巻頭を飾ったパヴィ・マカン。畑はオーゾンヌとトロロン・モンドの間。低迷を続けていたシャトーだったが、支配人としてニコラ・ティアンポン(ル・パンやヴュー・シャトー・セルタンで有名なティエポン家の直系)を雇い入れ、さらに90年からステファン・デュルノンクール(ラ・モンドットなどの数々のシンデレラワインを手掛けた)を醸造家に迎え、ミクロ・ブラージュやクリカージュといった最先端技術を導入。現在サンテミリオンで最も注目されるシャトーの一つとなっています。
 このワインを初めて飲んだのは2000年、その時「サンテミリオンという場所に大きな変革が起こっているんだ」と感じた思い出深い一本。ワイナート誌に「最もメドック的なサンテミリオン」と記されていたが、緊密で滑るような果実の中にある多目のタンニンがメドック好きにも喜ばれるように思う。ディープな黒果実、ミントとヨーグルト、オークが溶けたアロマが非常に現代的な造り。
 2002年末にもう一度飲んだみると、若いうちの迫力は落ち着き、フィネスともいうべき精妙な質感。ほんのり熟成を見せる赤肉とポート風の甘さ。静かだが姿勢を崩さないテクスチャー、細やかなタンニンと赤系果物の酸が余韻を長く引っ張る。今度は10年後くらいに飲んでみたい。そして98以降のヴィンテージにも注目したいパヴィ・マカン。


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